WORLD

イントロダクション
世界を創ったのは月だという…… そんなおとぎ話を聞いたのはずいぶん昔…… まだ母さんがいた頃だ…… 世界は幾度となく消え、幾度となく再生したという…… 今でも僕は覚えている。 絵本に描かれた『お月さま』…… 大きく…… 冷たく…… 美しく…… おそろしい…… でも、それはおとぎ話だ。 月はなにも言わないし、なにもしない…… そう、ずっと昔から……
ストーリー
この世界は記憶によって創られている。人が生きていくことで星の記憶となり、この世界は形作られていく。それは、果てしなく遠い昔の記憶もあれば今、この瞬間の記憶もある。そして。記憶が失われるとき、存在も消えてしまう。それを人はロストと呼んだ。ロストしてしまったものは、人の力で元に戻すことはできない。それはいつの時代であっても変わらない理のはずだった。しかし、記憶の力を使う少年が世界に現れる。少年の名前はカナタ。それは世界にとって、希望なのか。新たなる絶望なのか。それは誰にもわからない。だが、今始まろうとしている、カナタの記憶を巡る旅が、世界に大きな影響を与えるであろうことは間違いなかった。
ロスト現象
カナタたちの故郷、月鐘の街エルを突如襲ったロスト現象。今そこに存在するものが、一瞬のうちに白い霧となって消えていく。記憶の喪失によるロスト現象が今、世界のいたるところで起こりはじめていた…。
冒険の舞台
本作ではワールドマップを介して、さまざまなエリア間を移動することとなります。
記憶によって創られた本作の世界には、さまざまな文明が入り混じったバラエティに富んだ舞台が多数存在しています。
また、『いけにえと雪のセツナ』ではプレイヤーが船を操作して移動することはありませんでしたが、『ロストスフィア』では、冒険の中で自らの船を入手することで、大海に浮かぶ島々や、新たな大陸へと冒険の範囲を自由に広げることが可能です。