今、大注目のインフラエンジニアって?

もはやインフラエンジニアは裏方ではない!

情報システム部 シニア・マネージャー
森竜也

——今、大注目株のインフラエンジニア、その背景とは?

十数年前、ゲーム業界と言えば、ゲームそのものが主体であり、環境を用意するインフラエンジニアは開発環境を提供できれば良く、ゲームがお客様の手に渡ったあとも特にインフラが関与する事はありませんでした。

しかし時は流れ、ゲームキャラのグラフィックデータが当たり前のようにGBクラスを超え、髪の毛の1本1本が描写されるレベルにまでグラフィッククオリティが益々進化していくコンソールゲーム、世界中のユーザーが、いつでも何処でも、あたかも隣に居るかのように共にプレイできるMMOオンラインゲームやスマートフォンゲームなど、ゲームの在り方は大きく進化を遂げています。

これらを実現するには開発の段階から膨大な量の処理を要求され、それは年々増加の一途をたどり、カバー範囲は世界中に広がっていきます。

今や当社では、数百名の開発者が一斉に百TB級のデータを編集/読み込みを行い、共に結合しあうことで「ファイナルファンタジー」のようなタイトルが生み出され、オンラインサービスが組み合わさる場合は、世界中から数十万という同時アクセスを受けつつも、お客様にフラストレーションを与えることなく快適にプレイできるインフラ環境を用意するのが必須となります。

こういったキーとなるインフラを最新の技術と高パフォーマンスの製品を駆使し設計/構築、ユーザーのニーズに応える形へ日々チューニングをかけていくのがインフラエンジニアです。

——あなたに合ったロールが待っている!

当社の特徴的なインフラエンジニアのジョブを3つ紹介します。
通信量100Gbpsなんて当たり前!単なる動画/画像データのやり取りだけではないゲーム通信のトランザクションとトラフィック量を操り、そして世界中からの接続性をインターネットバックボーンを駆使して実現するネットワークエンジニア。

保有しているデータ量は総量PBクラス!数十万のお客様が同時にプレイできるゲーム空間の元を数万台ベースで実現、いまや提供範囲は世界を跨り活動するサーバーエンジニア。

Msの揺らぎを許さず、秒間数十万のクエリを捌ききる!ゲーム空間内のバトル/バザーなどにおいて数十~数百万のユーザが秒間同時に処理を求めても何のフラストレーションも与えず即応するデータベースを組み上げるデータベースエンジニア。

スクウェア・エニックスのインフラエンジニアは、それぞれの領域がIT業界内でもトップクラスの規模で実運用し、自身で考え生み出したインフラでプライドを持って動かしていきます。

——スクウェア・エニックスが常に技術の最先端を走るわけは?

オンライン化されたタイトルも130タイトル以上にのぼり、各コンテンツも進化をつづけるなか、これらを提供していくには従来のやり方では通用しなくなってきています。

今や自社のデータセンターとパブリッククラウドをあわせ、ハイブリッドで運営しているサーバーは数万台を超え、ネットワーク領域ではインターネット事業者としての資格もあり自社でインターネットバックボーンを運営、CDNの活用は年間数十PB以上という大規模で高度なインフラを持ち合わせています。そのため、ゲーム内のデータベースへOracle Exadataを利用したり、社内LANへFabric Path導入など、いくつかメーカー事例もありますが、常に最先端の技術にアンテナを張り、インフラエンジニアが創意工夫でベストな構成を実現している自由度も当社の特徴の一つです。ほぼ大手どころ全てのメーカー製品を実導入し、Ansible、Puppet、Chefなど幅広く構成管理ツールを活用、プライベートクラウド環境の構築、SDN等への技術検証と、全体的な自動化/オーケストレーションに向けた取り組みなども行っています。先端技術/製品情報習得にも貪欲で、ITメッカのシリコンバレーに向かい様々なITベンチャーの情報収集を行なったりもしています。

——インフラは生き物のよう!使役できる力を獲得しよう!

オンラインサービスゲームは日々ストーリー/アイテムなどコンテンツ/仕様が追加されていき、それによってサーバー間のデータ連携も変わり、ユーザ挙動によって予測を大きく逸れる事もあります。この変化に耐えうるべくインフラも常に進化させていかなければなりません。その要求に早いレスポンスで応え、試行錯誤しながら、そのタイトルに一番適したインフラを提供していくのもインフラエンジニアの能力を発揮する場です。企画を聞いたときには一般的に検討すらされない事も多々あり、人によってはゾッとするかもしれません。でもエンジニア心をくすぐる要件が満載で、実現できる糸口を見つけ出し、普段は扱えないようなハイエンドの環境を駆使して実現した時の充実感も半端ありません。

——ゲーム開発もIT技術もトップクラス

『ファイナルファンタジーXIV』
© 2010-2015 SQUARE ENIX CO., LTD.
All Rights Reserved.

少し私の話をしますと前職は、通信サービスを担当するエンジニアでインフラの設計・構築をさせてもらっていました。まだ、海外のゲームが一部オンライン対応している頃の時代、オンラインゲームという言葉も一般的ではなかった状況でしたが、徐々にインターネットが普及し始め、ネットワークエンジニアをやっていれば何時かはゲームに関われるだろうと思い、インフラエンジニア職になったのがキッカケです。

まだ当時は、コンテンツとネットワークには線引きがあるようなイメージがあるなか、国内初の大型MMORPGである「ファイナルファンタジーXI」を運営していたスクウェア・エニックスは、ゲーム業界で唯一、全てのインフラを自社で用意し、コンテンツでインターネット業界を引っ張れる企業でした。前職は、国内有数の大手キャリアではありましたが、スクエニには遜色ない規模のインフラ/設備がそろっていたのと、システムの規模もさることながら、それをITベンダー/SIerを用いず自前で運営できているITスキルの高さが際立っていたのを覚えています。

そういった部分に魅力を感じたのか、私も含めてインフラエンジニアは殆どが転職組です。私のようにゲーム業界以外にも、SIerや金融系のデータベース経験者など、様々な経歴のエンジニアが活躍しています。ゲーム開発はチーム作業でもあるので、クライアントワークを経験している人のほうが現場にはなじみやすいかもしれません。サービスを止められないなかで、不具合の対処法を考える必要があるため、金融やECのインフラ構築経験なども応用できると思います。

——ユーザーが見えるゲーム開発に関わる楽しさ。

『ドラゴンクエストX』
© 2012-2015 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/
SQUARE ENIX All Rights Reserved.

企画の段階から世に出る前のゲームに自分の意見を言って、一緒に作っていけるワクワク感がこの仕事にはあります。だからこそ、システム的にハードルが高い要求も、面白くするためなら、モチベーションを高くもって取り組めます。

特にMMOオンラインゲームやスマートフォンゲームでは、リリースした際に細部までモニタリングして、ユーザーに負荷をかけるボトルネックを即座に修復していけるかが大切になります。「ファイナルファンタジーXIV」の時には、モニタリングしているグラフが、常に天井に張り付いている状態で大変でした。企画内容の再確認や、事前のβテスト等によって慎重に負荷チェックをして、十分なインフラを用意したのですが、ユーザーから高評価をいただき、想定をはるかに超えてしまったのです。この時は、前例のない接続量を実現すべく約1ヶ月でサーバーを数百台規模で緊急調達し、DB、ストレージ、ネットワークなどを全て2週間で構築して対応しました。

自分のかかわったものの感想や評価に触れることができるのは、ゲーム業界で働く醍醐味のひとつかもしれません。サービス開始後は、ユーザーと一緒になって楽しめるのもゲーム業界ならではです。また、当社タイトルはグローバル展開を前提にしているため、北米、ヨーロッパ、アジア圏にも提供範囲は広がり、グローバルベースでのインフラ構築やシステム戦略に携わることもできます。

——一緒に限界突破を目指しませんか?

前述したとおり私自身が前職はネットワークエンジニアで、ただのゲーム好きという状況下で、この業界に飛び込んでいます。入った年は圧倒されながらも何とか乗り越え、転職その年にエンジニアとして「ドラゴンクエスト9」のスタッフロールに乗ることができ、感無量になったことを覚えています。今回はインフラエンジニアという非常に大きな枠組みで採用を進めたいとおもっています。まずは同業ではないエンジニアだけど、取りあえずゲームに関わってみたい方、当社独特の生き物のように動くトップクラスのインフラに触れてスキルを更に磨いてみたい方など、当社でインフラエンジニアとして働いてみたいと思った方は、とりあえず応募いただけたらと思います。

キャリア採用者の声

最先端の技術に触れられる環境

田附 慶太
2014年04月入社

担当業務の紹介

ネットワークエンジニアとして業務に従事しており、具体的には社内ゲーム開発に必要なネットワークインフラや、FFXIVやDQXといったオンラインゲームのネットワークインフラといった、スクウェア・エニックスのネットワーク全体を運営しており、設計から構築、日々の運用保守まで担当しております。

スクウェア・エニックスに入社したキッカケ

私の前職は大手企業の社内インフラを担当するネットワークエンジニアで、主に運用保守のみ担当しておりましたが、設計分野にも興味があった為、自由に設計から運用まで担える会社を探しておりました。
元々子供の頃からスクウェア・エニックスのゲームが好きで、ゲーム業界自体にも興味がありました。また、スクウェア・エニックスにはエンジニアとして自分の好きな分野にチャレンジしていける環境もあった事から入社を決めました。

『ファイナルファンタジーXIV』
© 2010-2015 SQUARE ENIX CO., LTD.
All Rights Reserved.

入社してみた感想(入社後に感じたギャップや自身の成長)

技術面ではとにかく視野が広がりました。前職では運用保守に特化した一芸に秀でる形でしたが、入社して業務をこなすうちに、過去の自分の業務がネットワークエンジニアと言われる業務のほんの一部であったと改めて感じる程、様々な分野に挑戦できます。
ネットワークエンジニアとしての世界の広さを改めて認識させられた事がギャップであり、その世界で自分も力を発揮している事が、自身の成長でもあります。

やりがい

昨今は、オンラインゲームやコンシューマーゲーム等、どの分野のゲームにおいてもインターネットへの接続が必要となっており、また社内ゲーム開発においても、高速にデータを転送できる環境や各協力会社との連携が必須であり、ネットワーク技術がタイトルの評価に直結する重要な要素となっています。
自分の業務がタイトルの評価につながる責任感の中で、最大限の支援を行う事が私のミッションであり、やりがいです。

自分の進め方で仕事をできる職場です

野崎さん
11年09月入社

担当業務の紹介

コンシューマゲーム/スマートフォンアプリ/ブラウザゲーム等を開発する上で必要となるサーバの設計・構築・運用保守を一貫して担当しています。
開発環境の多くはUnix系OSで稼動しており、様々なシーンで利用される各種ミドルウェア(Apache,Tomcatなど)や、データベース(MySQL、PostgreSQLなど)、バージョン管理システム(Git、PERFORCEなど)などを実装し開発を効率的に進めるための環境を提供しています。
単にサーバ構築を行うだけでなく、開発現場と密なコミュニケーションを図り最適なインフラ環境を設計することも必要不可欠になります。

スクウェア・エニックスに入社したキッカケ

ゲーム業界で働く=楽しそう という発想が応募したきっかけです(笑)
前職でもサーバエンジニアをやっていましたが、サーバを管理をすることだけになりがちだったため、新しいサービスやシステム構築ができる環境で働きたく、少年時代にドラクエ、FFをやりこんできた身として、世に出るゲームの一端であっても関われることに心を躍らせ入社を決めました。

入社してみた感想(入社後に感じたギャップや自身の成長)

役割ごとに専門のエンジニアが存在し技術力が高いため、当初はついていけるか不安もありましたが、会社のメンバーに恵まれていたのですぐ馴染め、風通しの良いフラットな社風なので先輩後輩関係なく熱意とこだわりをぶつけ合うことができ、コミュニケーションの中で新しいアイディアを生みながら仕事ができる働きやすい環境です。
開発者と一緒にプロジェクトを組んで動く業務も多く、幅広い職種のスタッフとの交流もあるので開発の生の声を聞くこともできます。
時に難題に直面した際、プレッシャーを感じることもありますがその1つ1つを達成していくことにより新たなコンテンツが生み出されていくことを実感できるため、やりがいはあります。

やりがい

数千台ものサーバーをデータセンター及びクラウド上(パブリック/プライベート)で管理していますが、近年多岐に渡るプラットフォームでのゲーム開発によりスピーディーな対応が求められる中、日々サーバ台数は増え扱うストレージサイズはテラバイトからペタバイト、クラウドサービスの利用や最新ソフトウェアの実装、柔軟なシステムの縮退や負荷分散、接続速度向上などのサーバパフォーマンスに伴う機能最適化等を含めサーバエンジニア、プログラマが連携し最適な基盤構築・運用を目指しており、携わる業務、扱う技術の幅は非常に広いです。
様々なシーンでゲーム開発が進化し多種多様なニーズが生まれる中、決まったオペレーション、今まで利用してきたミドルウェアにとらわれず、クラウドの活用や最新の技術動向に常にアンテナをはり、取り入れていくことでサービスに最適なインフラをどうインテグレーションするか仕事に対して積極的で、常に成長し続ける姿勢を持った人であれば無限にチャンスはあると思います。