プロジェクトマネージャー

第2ビジネス・ディビジョン
シニアプロジェクトマネージャー
上田信之

重要な役割を持つ黒子役だからこそ、開発には欠かせない存在。

プロジェクトマネージャーは、ゲーム開発における開発以外のすべてに関与していると言ってもいい仕事です。スケジュールや予算の管理、開発環境の構築、人員の調整、外注会社の選定など、本当に様々なことを担当します。

プロジェクトごとに関与の仕方や度合いは違いますが、時にはプロデューサーやディレクターと一緒に、タイトルの立ち上げから関わることもあります。企画を進めていく上で、どのくらいの予算が必要なのか、どのくらいの人員が必要なのか、どのくらいの開発期間になるのか、といった初期のロードマップを一緒に考えていくんです。その後発売までの間、タイトルのあらゆる業務に関わることになります。

大規模なプロジェクトになればスタッフは100名を超えることもあります。その中で、開発のスケジュールや予算管理などの業務も担当するのですが、より多くの時間を割くことになるのがプロジェクトの窓口として様々な関係者と連携をしていく業務です。開発立ち上げ時期であれば、予算の調整を経理財務部と人員の調整を人事部と連携することになりますし、開発環境の構築のために情報システム部と連携する必要などもあります。開発が進行し外部とのやりとりが始まれば、法務・知的財産部と契約に関する調整が必要となりますし、収録等の業務があればスタジオの立ち会いなども発生します。他にもあげればきりが無いありとあらゆる業務を担当することになるわけです。ゲームそのものを開発するわけではありませんが、その周辺にあることすべてを引き受け、社内の様々な部署や関連会社との橋渡しをしていくことがプロジェクトマネージャーに求められる役割ですね。

開発では経験できないことが、プロジェクトマネージャーの仕事にはある。

入社当初は開発でプログラマーをしていましたが、開発サポートという仕事があるのでやってみないかと声をかけてもらったのがこの仕事を始めるきっかけです。まだプロジェクトマネージャーという職種が存在しておらずそう呼ばれていました。開発経験があったことで現場との会話がスムーズだったこと、また自分自身裏方業務の方が向いていると考えていたことなどもあり、適した人材だったのかもしれません。

それをきっかけにプロジェクトマネージャーになって20年。苦労も多いのですが、ゲーム開発に携わるこの仕事は本当に楽しいです。開発メンバーと発売を迎えた時の感動は何ものにも代えがたく、それがあるからこそ、ここまで長い間続けられてきたのだと思います。

この仕事に最も必要とされるのは、コミュニケーション。

プロジェクトマネージャーというのは、どんなことにも臨機応変に対応しなければならないし、社内外で出会う初対面の人ともスムーズに仕事を進めていく必要があります。自分の考えばかりにとらわれて、「こうすべきだ」ということを押しつけるだけではうまくいきません。人と人との関係性のなかで、答えが一つで無いことは多々ありますからね。

また、英語力があることでプロジェクトマネージャーとしてより幅広い仕事ができると思っています。現在は日本の市場だけで無く、欧米やアジアに展開することが前提となっています。海外の関係者とダイレクトにコミュニケーションをとれるのはとても強みになります。

あとは、できればゲームは好きであってほしいですね。裏方の仕事ではありますが、「もっと面白くしたい」、「クオリティをあげたい」という開発側の気持ちを理解できるかどうかはとても大事だと思っています。関わり方は違っても、ゲーム開発スタッフの一人として、ユーザーの皆さんに楽しんでもらえるゲーム作りにこだわりを持っていきたいと考えています。

ゲーム開発に直接関わる仕事ではありませんが、開発をしているタイトルを支える裏方の顔として今後もこの仕事に携わっていきたいと考えています。