会社情報:今後の事業展開

これからの事業展開テーマ

「世界中のお客様へ最高のコンテンツ体験の提供」を実現していくことがスクウェア・エニックスの使命であり企業価値です。常に変化する環境の中で、さらなる成長を実現してゆくために①デジタル販売の強化、②マルチプラットフォーム展開、③地域展開、④Game as a Service, Game as Media、⑤eコマースの戦略課題に取り組むと共に、下記2点も進めてまいります。

1.クラウドゲーミング

現世代ゲームコンソールがその終盤にさしかかり、次世代機の登場が発表されました。Google社の「Stadia」やMicrosoft社の「Project xCloud」など、クラウドゲーミングサービスの発表も大きな話題となっており、従来のプラットフォーマーとパブリッシャーによるゲーム産業の構図は大きく描き変えられつつあります。
ゲームパブリッシャー、ゲームディベロッパーにとって、クラウドゲーミングは二つの視点から見ることができます。
第一の視点として、新たなゲームディストリビューション・ チャネルとしての捉え方です。既存ゲームや新規ゲームをお客様の手元に届ける手段として、ゲームコンソールやPC、スマートデバイスなどがその役割を担ってきたわけですが、これからは新たにクラウドストリーミングによるゲーム配信がそれに加わります。
ゲームパブリッシャー視点から見て、ゲームストリーミングサービスに当面大きく期待するところは、既にゲームコンソールやPCで常時ゲームをプレイしているユーザーもさることながら、その外側にいるよりカジュアルなゲームファン、あるいはゲームコンソールなどの入手が困難な地域にいるゲームファンの獲得です。
クラウドストリーミングによるゲーム配信によって、即座にかつシームレスにゲームプレイに移行できる環境が整えられれば、そういったカジュアルなファンが実際にゲームをプレイする可能性が高まるでしょう。また、ゲームコンソールが普及していない、あるいは販売されていない地域においても多くのゲームファンが存在します。こういった方々に対してゲームをお届けする手段として大きな武器になるものと期待しています。
第二の視点として、従来型ゲームの配信にとどまらず、クラウドならでは、あるいはクラウドでしか実現できないゲーム体験の可能性です。現在進めているいくつかの新規ゲーム開発においても、このようなクラウド・セントリックな要素を取り入れることを具体的に計画 しています。当社グループとしては、Google社の「Stadia」 に 「ファイナルファンタジーXV」「SHADOW OF THE TOMB RAIDER」などの既存タイトルや新規タイトル「Marvel’s Avengers」の投入を既に決定しており、世界的なクラウドゲーミングの本格的立ち上がりに大きく期待しています。

2.継続収益基盤の拡充

次世代ゲーム機やクラウドゲーミングの立ち上げなど、ここ数年でデジタルコンテンツ産業の業界地図は大きく変わると予想されます。そして、求められるコンテンツの質・量ともますます大きくなってゆくことが予想されます。そういった流れに対応し、常にお客様に最高の感動をお届けするためには、コンテンツ開発への継続的かつ積極的な投資が必要となり、それを実現するものが、豊かなコンテンツポートフォリオからの継続収益です。
デジタル化の進展により、ゲームのライフタイムが従来以上に長くなることから、販売施策は、発売時のみならず発売後も極めて重要になってきています。また、お客様のコンテンツの楽しみ方の多様化は、単にゲームやマンガなどをプレイ・購読するだけでなく、その世界 観全体を楽しむべく、映像作品、舞台作品など、様々な消費機会が求められるようになってきており、このようなお客様の多様なニーズに的確に対応し、お客様のエンゲージメント、お客様とのつながりを不断に強化してゆくことで、継続収益を実現し、新たな挑戦を常に 可能とする事業基盤を確立することで、変化の時代に対応してまいります。