英雄を英雄たらしめる伝説の力、それがスキルです。地を揺るがす打撃、波のように襲いかかる炎、戦場を駆け抜ける恐怖の呪文などで、悪魔の軍勢を蹴散らし、とりわけ残忍な地獄の腹心すらも痛めつけます。

各クラスには、それぞれが備えている素質を補う固有のスキルがあります。例えば、バーバリアンは「ワールウィンド」というスキルを使用でき、弧を描くように旋回して周辺の敵を一度に攻撃します。敵の集団を一度に相手にし、容赦なく粉砕するのに適したスキルです。

スキルには、防御用や実用的な用途に特化したものもあります。とはいえ、圧倒的に多いのは攻撃用で、敵の種類や数を問わず、すばやく始末できるスキルが多数そろっています。

スキルの大半は、クラス固有のリソースを消費して発動します。リソースはライフと同様、一定量備蓄されたエネルギー源です。強力な攻撃やスキルを使用するたびに減っていきます。
リソースは敵にダメージを与えるか、敵からダメージを受けると蓄積していきます。リソースの蓄積するスピードや種類はクラスによって異なります。

各スキルは各ボタンに1つずつセットすることが可能です。またプレイステーション3版では、「オプション」→「スキルの自由選択」をオンにすることで割り当てるボタンを自由に変更することが可能です。セットしたスキルは1ボタンで簡単に発動することができます。

攻撃が成功すれば、狙いをつけた敵の肉体は溶け、煙を上げる肉片と焦げた血の塊と化すでしょう。

敵を倒したり、クエストをクリアしたりすると、経験値を獲得します。経験値は、次第に成長していく力を数字で表したものです。経験値が新たな上限に達するとレベルがアップします。多くの場合、レベルアップすると新しいスキルを1つ以上習得します。新しく習得したスキルは画面に表示され、スキル・ウィンドウを開けばいつでも確認できます。

スキルをセットできるボタンは、レベルがアップすることで増え、最終的には6つのスキルをアクティブにできます。つまり、レベルアップすれば能力が上がるだけでなく、より多様な戦い方が可能になります。

「ディアブロ III」のレベル上限は60です。通常のレベルはそれ以上上がらず、以降経験値を獲得しても新しいスキルやルーンがアンロックされることはありませんが、成長が止まるわけではありません。

レベル60に到達して以降、経験値を獲得すると、パラゴン・レベルが上がります。パラゴン・レベルは、いくつかの点では通常のレベルと同様です。レベルアップするごとに能力値が上がり、アイテムの特殊効果や祠などで得られる経験値ボーナスも、パラゴン経験値の獲得率にそのまま反映されます。

通常のレベルとパラゴン・レベルの最も大きな違いは、1レベル上がるごとにマジック・アイテム発見確率とゴールド発見量に+3%のボーナスが付くことです。パラゴン・レベルは最大100まで上げることができ、マジック・アイテム発見率とゴールド発見量は最高+300%までボーナスが付きます。このボーナスはキャラクターそのものに付与され、身につけている装備とは無関係です。

マジック・アイテム発見確率とゴールド発見量の能力値は、一部の例外を除き300%以上になることはありません。このため、パラゴン・レベル100に到達したキャラクターは、マジック・アイテム発見確率やゴールド発見量を上昇させる効果のある装備を身につける必要はありません。逆に、パラゴン・レベルの上限に達していないキャラクターは、キャラクターそのものに付与されているパラゴン・ボーナスに加え、マジック・アイテム発見確率やゴールド発見量を上昇させるボーナスを上乗せできます。

レベル10になると、パッシブ・スキルのスロットがアンロックされます。パッシブ・スキルのスロットはレベル30までに3回アンロックされ、最大3つのパッシブ・スキルを選択できるようになります。パッシブ・スキルは常時キャラクターの能力を上昇させます。パッシブ・スキルの一例としては、敵の攻撃に当たりにくくしたり、防御呪文の有効時間を延長したりするものなどがあります。

敵を始末するスキルのレパートリーはあっという間に増え、各にセットしきれないほど多数の組み合わせが可能になります。

各ボタンにセットするスキルは、スキル・メニューを開き、使用したいスキルを選択するだけで自由に変更できます。プレイステーション3版では、「オプション」→「スキルの自由選択」をオンにすることで割り当てるボタンを自由に変更することが可能です。荒野を探索中や、じめじめとした地下迷宮を進んでいる最中にアクティブ・スキルを入れ替えた場合、新しくセットしたスキルが使用可能になるまで、一定の時間が必要になります。スキルが使用可能になるまでの時間の長さは、難易度レベルによって異なります。

【 ノーマル: 5秒、ナイトメア: 10秒、ヘル: 15秒、インフェルノ: 30秒 】

スキルには「スキル・ルーン」を割り当てることができ、割り当てた「スキル・ルーン」に応じメインのスキルに追加効果やボーナスを与えることができます。レベル6に到達すると最初のスキル・ルーンがアンロックされ、スキルの機能を大きく変化させることができます。具体的には、特定のスキルの有効範囲を広げたり、効果の持続時間を延長したり、新たな効果を付与したりといった例が挙げられます。また、スキルによっては敵を自動追尾できるようになったりもします。ひとつのスキルに対し割り当てることができるルーンは1つです。

プレイステーション3版では、敵を倒すとパワー・オーブが出現することがあります。パワー・オーブはエネルギーが詰まった金色の球体で、近づくと拾うことができます。

パワー・オーブを拾うとエネルギーが炸裂し、プレイヤーの攻撃力を基準に一定の割合のダメージを敵に与えます。加えて、オーブを拾った本人と周辺の仲間が「ネファレム・グローリー」状態になります。ネファレム・グローリーは発動から60秒たつと効果が消えますが、その際に再びエネルギーが炸裂して敵にダメージを与えます。

ネファレム・グローリーの発動中にさらにパワー・オーブを拾うと持続時間が60秒にリセットされ、エネルギーが炸裂した際の威力が最高3倍までレベルアップします。また、ライフを回復する赤い球体「ライフ・オーブ」を拾うとネファレム・グローリーの持続時間が5秒延長され、ライフ・オーブを5つ拾うたびに、パワー・オーブの効果が1ずつレベルアップします。

  • ネファレム・グローリー:レベル1 発動中は攻撃するたびにダメージボーナスが発生。
  • ネファレム・グローリー:レベル2 攻撃するたびにダメージボーナスが発生し、周辺の敵にもダメージがおよぶ。プレイヤーと味方の移動速度に10%のボーナスが付与される。
  • ネファレム・グローリー:レベル3 攻撃するたびにダメージボーナスが発生し、周辺の敵にもダメージがおよぶ。効果発動中に攻撃すると一定の確率で爆発が起き、追加ダメージを与える。

敵を始末しようとすれば、当然敵からも攻撃を受けます。敵の攻撃が命中すると、ライフが減少します。

ライフの最大量は、体力の能力値によって決まります(パッシブ・スキルや、装備の追加効果の値も考慮されます)。倒した敵が落とす赤い球体「ライフ・オーブ」を拾うと、失ったライフを瞬時に回復できます。


ライフ・オーブの上を通過すると、近くにいる味方も含め、少量のライフが回復します。手ごわい敵ほど、大きく回復量の多いライフ・オーブを落とします。ライフの回復手段はほかにもあります。一部の装備やスキルはライフの回復速度をアップし、一部の味方キャラクターや仲間は、戦闘中でも平時でも、ライフを満タンに回復してくれます。とはいえ、最も一般的なライフの回復手段は、間違いなくライフ・オーブといえるでしょう。

ライフの残量が少なくなって危険な状態になると、画面の周囲が赤く光りはじめます。こうなったら、戦闘から逃走するか、回復するか、その両方を行う必要があります。ライフがなくなれば、キャラクターは死亡します。

ライフ・オーブが出現する確率と、戦闘中どのタイミングで出現するかは、敵の種類で決まります。敵のライフ・バーに表示される三角形のマークは、オーブを落とす可能性があるタイミングを表しています。このマークに注目すれば、生死を分けるライフの補充がいつ行えるかを予測できます。

  • 通常の敵:倒したときにライフ・オーブが出現する確率は、敵の種類によって異なる。
  • チャンピオン・モンスター:ライフを50%まで減らしたときと、倒したときに、60%の確率でライフ・オーブが出現。
  • レア・モンスター:ライフを50%まで減らしたときと、倒したときに、100%の確率でライフ・オーブが出現。

本作では、死んでもゲームオーバーにはなりません。とはいえ、死ぬことを軽く考えてよいというわけではありません。

蘇生されるとライフは満タンになりますが、装備しているアイテムすべてが軽度の損傷を受け、耐久度が10%下がります。耐久度が下がったアイテムの修理には、ゴールドがかかります。アイテムの耐久度については、「装備」を参照してください。なお、プレイステーション3版では、蘇生される場所を、死んだ地点、最後に通過したチェックポイント、街から選択できます。