ニュースリリース


中国での海賊版電子コミックに関する著作権侵害訴訟について

株式会社スクウェア・エニックス(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:松田 洋祐、以下、スクウェア・エニックス)の中国における電子コミック配信の協業パートナーである網易(本社:中華人民共和国広東省広州市 CEO:Ding Lei、以下NetEase)は、Oriental Comics, Co, Ltd.(本社:中華人民共和国北京市、以下Oriental Comics)に対して、著作権侵害等を理由とした民事訴訟を中華人民共和国杭州市浜江区人民法院に提起いたしました。その結果、網易とOriental Comicsとの間で調停(裁判上の和解)が成立し、Oriental Comicsは同社の行為の停止要求に応じて、同社が運営するウェブサイトおよびスマートフォン向けアプリである「マンガコン」(以下併せてマンガコン)上に本件に関する謝罪文が掲載されたことをお知らせいたします。

■謝罪文掲載サイト
(WEBサイト)http://b.comikon.net/
(アプリ向けWEBページ)http://www.comikon.net/state.html


(謝罪文翻訳)

「東方霊珠科技(北京)有限公司は、マンガコンサイト及びアプリがリンクしている関連サイトの中で、網易(杭州)網絡有限公司及び株式会社Square Enix(日本)の関連マンガ作品の情報のネット配信権を侵害する行為に対して、遺憾の意を申し上げ、このことにより、網易(杭州)網絡有限公司及び株式会社Square Enix(日本)に、生じせしめた損害等に対し、深くお詫び申し上げます。
東方霊珠科技(北京)有限公司が今後網易(杭州)網絡有限公司が権利を有する関連マンガ作品に再びリンクしない処置を採ることを保証します。」(謝罪文翻訳ここまで)

Oriental Comicsは、「マンガコン」において、無断で翻訳・インターネット上に掲載されたスクウェア・エニックスの主力コミック21作品へのリンクを設置して誘導するなどの行為を行っていました。

今回、日本から正式ライセンスされた電子コミックの海賊版に関し、中国の裁判において、被告がその行為を停止し、謝罪文を掲載したことは、中国での正規版電子コミックの普及における大きな進展であると捉えています。

スクウェア・エニックスは、中国における当社コミックの展開を強化しており、今後も、協業パートナーと連携して海賊版行為に対して積極的な対策を講じてまいります。

※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

laoding...