株式会社スクウェア・エニックス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松田 洋祐、以下当社)は、「ファイナルファンタジー」第一作目から、ドット絵といわれるデザイン技法で長く愛され親しまれる数多くのキャラクターを描き出してきたグラフィックデザイナー渋谷員子が、11月30日(金)より全国で上映される映画「Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~」(以下、本作)に登場するキャラクターたちのドット絵を制作し、映画のPRに協力することをお知らせいたします。
チャールズ・ディケンズの不朽の名作「クリスマス・キャロル」の物語が、いかにして誕生したかを現実と幻想の世界を行き来する形で、ユニークかつファンタジー感たっぷりに描く本作。この本作の「ファンタジー要素」が、渋谷が携わってきた「ファイナルファンタジー」シリーズと共通項を持つことから、今回のドット絵制作は始動しました。
本作の世界観を伝え、多くの方に観ていただくお手伝いをするべく、登場人物スクルージや、幽霊など、6人のキャラクターについてシンプルながら温かみのあるドット絵を制作。制作されたドット絵は本作のチラシや公式サイト、パンフレットのほか、本作にちなんだ特別なAR機能が楽しめる劇場用ポスター(※)にも使用される予定です。
※ポスターデザインの一部となるQRコードをスマートフォンで読み込み、リンク先のHPにてARマーカーを読み込むと、素敵なクリスマスツリーが登場します。本作にちなんだ特別フォトフレームも使用することができ、劇場で素敵な写真を撮影いただくことが可能です。
登場人物のドット絵イメージ(左:スクルージ、中:チャールズ・ディケンズ、右:第一の幽霊【過去】) |
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©Merry Christmas/SQUARE ENIX CO., LTD. |
■渋谷 員子コメント
「『クリスマスキャロル』の物語は今までたくさんのイラストレーターたちがスクルージや3人の幽霊を描いてきた事でしょう。その長い歴史の中で彼らをファイナルファンタジーに出てくるキャラクターのようなドット絵にするという仕事は驚きと共に素晴らしい経験でした。きっと世界一小さいスクルージ。気に入ってもらえると嬉しいです。」
■映画「Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~」
11月30日(金)より、新宿バルト9ほかにて全国ロードショー。
1843年10月、ヒット作に恵まれない中、家族や家の維持費で金欠状態だった小説家チャールズ・ディケンズは、どうにかしてヒット作を生み出そうと奮闘する。新作の執筆に没頭しているうちに小説の世界に入り込んでいき、やがて現実と幻想の境目が曖昧になっていく―――。
そこで「クリスマス・キャロル」の登場人物スクルージらとの出会いを経て、幼少期の隠された記憶や実父との確執といった自分の問題と対峙していくのだった。
【概要】
● 【監督】バハラット・ナルルーリ
● 【出演】ダン・スティーヴンス(『美女と野獣』、「ダウントン・アビー」)、クリストファー・プラマー(『人生はビギナーズ』、『サウンド・オブ・ミュージック』)、ジョナサン・プライス(『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、「ゲーム・オブ・ストーンズ」)
● 原題:The Man Who Invented Christmas
● 配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
● 権利表記:©BAH HUMBUG FILMS INC & PARALLEL FILMS (TMWIC) LTD 2017
■渋谷 員子プロフィール
株式会社スクウェア・エニックス CGデザイナー/アートディレクター。
旧スクウェア時代から「ファイナルファンタジー」や「ロマンシングサ・ガ」シリーズなどのキャラクタードット絵やデザインを手掛け、今なおプレイヤーの記憶に印象深く刻まれている多数のグラフィックを担当し「ドットの匠」としてファンを魅了する。近年はアートディレクターとしてモバイル用タイトルのデザイン監修や、音楽CD「FINAL FANTASY TRIBUTE~THANK~」のジャケットデザイン、ファイナルファンタジーの吹奏楽コンサート「BRA★BRA FINAL FANTASY BRASS de BRAVO」のメインビジュアルドット絵など、さまざまなシーンで活躍している。
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