兄がいたのでファミコンとかPCエンジンの時代からゲームはちょこちょこ遊んでいました。「ファイナルファンタジー」の制作には『FFVIII』から参加しているので当然プレイしているんですが、「ドラゴンクエスト」も幼いときに兄が買っていたので遊びましたね。ハードが変わったタイミングの『DQV』とか『DQVII』あたりも。やり出すと二、三日家から出ずにギリギリの感じで続けて遊んでしまうので、気をつけるようにはしています（笑）。

ユウナを演じるのは毎回プレッシャーです。お仕事を受ける以上、演じ切りたい思いはあるんですけど、キャラクターとの歳の差がどんどん開いていきますし、みなさんの思い出の中のイメージが決まっているじゃないですか。『ファイナルファンタジーX』のほんとに一番最初の収録の一言目、二言目はあまり意識せずにお芝居をしていたところがあって、そこにどこまでフィットさせられるかなというのはすごく考えます。初めのオリジナルを知っている方と新しいゲームの世界のユウナとがあまりかけ離れず、ちゃんとユウナが出せるように意識しながら楽しんで収録にのぞんでいますね。

今作は、たくさん出るほかのキャラクター達との会話するシーンにやりがいを感じました。
そして、何より株について語るというのは衝撃的でしたね。今まで触れることの無いセリフでしたので（笑）。ですので、ほかの方々とのセリフのやり取りを早く聞いてみたいです。

ユウナは優しい性格ですが、内面はすごく芯の強い女の子です。原作はいろんな運命を背負ったストーリーとシリアスな世界観の中で、健気に生きていく女の子という存在でした。年齢は10代なのですが、すごく尊敬できる部分も多くある女の子ですし、気に入ってもらえたらうれしいですね。『ファイナルファンタジーX』の中でもちっちゃいときはおてんばなところがあったり、真面目だけじゃない一面もぜひ楽しんでいただければと思います。