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ハイランド地方

オルステラ大陸の南東部に位置する、
山脈連なる地方。
200年の歴史を誇るホルンブルグ王国が
支配していたが、8年前に内乱によって滅亡。
以後、各領主によるにらみ合いが続き、
現在も小競り合いが続いている。
高地と険しい山々が連なる地方で、
酪農や高地に適した野菜・果実などの
栽培が主な産業となっている。
また、羊皮紙に変わるものとして、
良質の木材を使用した紙の生産も始まっており、
書物工房が集まるストーンガードの
町なども存在する。

サンランド地方

オルステラ大陸の南部に位置する、
砂漠広がる地方。
砂漠に点在している、
わずかなオアシスや自然を巡って、
12の部族が支配と従属を繰り返してきた。
だが、約100年ほど前に、マルサリムの町を
拠点としていたヤシュム氏族の働きにより、
氏族間の和解が成立。
トライブリア連合王国として統一を果たした。
以降、4年に一度開かれる選王会議によって、
どの氏族から国王を選出するかを決定している。
現在の国王はヤシュム氏族族長のカリム。

コーストランド地方

オルステラ大陸の東部に位置する、
海と島々の地方。
フィッシャー湾にせり出た半島や島々から成り、
漁業や貿易により賑わっているが、
海賊や私掠船などによる被害も大きい。
東に広がるストーム海域を越えて、
東方大陸との貿易も行われている。
かつてこの地方はグランポート王国が
支配していたが、200年前のフラットランドとの
戦争に敗北し、王国は滅亡。
現在はほぼ都市単位での自治が行われている。

リバーランド地方

オルステラ大陸の南西部に位置する、
多くの川が流れる地方。
河川と肥沃な大地に恵まれ、農業が盛んな地。
また、川を利用した船による
交易も行われている。
大きな教会もあり、フロストランドに次いで
聖火信仰の盛んな地でもある。
かつて、この地にはフェリエン王国が
栄えていたが、150年ほど前に王子と王弟が
王位をめぐる争いによって分裂。
王子が治めるリーヴェン王国の
支配する地となった。
現在の王はリシャール。

ウッドランド地方

オルステラ大陸の北西部に位置する、
緑豊かな森に囲まれた地方。
森や林など木々が生い茂り、
西側にはバーダント海が広がる自然豊かな地。
統一した国家はなく、
ほぼ都市単位での自治が行われている。
南部に広がる“黒き森”には、
魔物使いの狩人ザンターの住むシ・ワルキの村があり、
ウッドランド内だけでなく、
他の地方の国々や聖火教会なども、
獰猛な魔物の退治を依頼するために
ここを訪れる。

クリフランド地方

オルステラ大陸の西部に位置する、
険しい崖。
様々な鉱脈に恵まれ、
武器や防具などの鍛冶が主な産業。
また、岩塩も多く産出され
裕福な貴族や商人が多いが、
貧富の差が激しいのも特徴。
かつて、この地を支配していた
フェリエン王国から分裂したエドラス王国が
クリフランドの大半を治めている。
現在、オルステラ大陸で流通している貨幣の
大半は、エドラス王国のリーフ貨である。
現在の王はエルマン。

フラットランド地方

オルステラ大陸の北東部に位置する、
なだらかな平原の地方。
現存する国家の中でも古い歴史を誇る
ウォルド王国が治める地で、
多くの学者たちの学ぶ王立学院がある。
かつてはこの地に住まう八部族による争いが
絶えなかったが、200年ほど前に
コーストランドのグランポートから
侵略された際、部族間で団結。
当時、勢力を伸ばしていた
聖火教会の力を借りて、これを撃退。
これを機にウォルド王国が建国された。
現在の王はオスレッド2世。

フロストランド地方

オルステラ大陸の北部に位置する、
雪降る寒冷の地方。
“聖火神”エルフリックが降臨した地とされ、
エルフリックや聖火を崇める
聖火教会の直轄地である聖火教皇領があり、
オルステラの人々の信仰を集めている。
200年ほど前、コーストランドのグランポートが
フラットランドに侵略した時、
聖火教会がフラットランドを支持したことで、
フレイムグレースの町の周辺を聖火教皇領として
フラットランドの8部族より譲られた。
その他、いくつかの小国による
自治が行われている。