星の海の戦火を駆ける青年は『地球人の遺伝子』を持っていた。
ダフト星系に潜む謎を紐解き多くの仲間を得た艦長達だったが、
未来から来た少女ティカを未来に送り帰す約束は、未だ果たされていない。
艦長たちは多くの人と情報が集まる
独立自治小惑星帯『スターダスト・バザール』を擁するアズライト星系を目指す。
しかしアズライト星系では、ヒューマンの支配する惑星ラーザと
亜人の支配する惑星オーベルによる星間戦争が勃発していた。
戦火を回避しようとした艦長達は、惑星オーベルの戦災難民を中立地帯である
スターダスト・バザールに送り届けるために
救命艇を操る惑星ラーザの軍人、ヒース・ビューローと出会う。
戦災難民の保護と中立地帯への護送を依頼された艦長達は
ヒース達の臨時乗艦を許可するが、
検査に当たったヴァルカ・S90から驚くべき報告が上がる。
『ミスタ・ヒースは……地球人だ』
あるはずのない『地球人の遺伝子』が、
艦長達を、新たな宇宙の謎の淵へと導く。