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エグゼクティブインタビュー
取締役 兼 開発担当執行役員 兼 第三開発事業本部 事業本部長
吉田 直樹
エグゼクティブインタビュー
吉田 直樹
エグゼクティブインタビュー
松浦 克義
ゲームの醍醐味は、「体験」を共有できること

テレビやスマートフォンなど、画面の中のモノを“ただ受け取るだけではない面白さ”を表現できる、ということが、何よりもゲームの一番面白いところだと思っています。

自分自身の原体験もまさにそこにあり、初めてテレビゲームをプレイしたときの大きな衝撃は今でも覚えています。
テレビの中に映し出されるキャラクターを動かせるばかりでなく、複数人で遊ぶことによって、同一ゲームルールの中でも、反目・協力、など異なるプレイを楽しめる。それは、「新しい遊びを手に入れた」といっても過言ではないくらいのカルチャーショックでした。
ゲームは映像や音楽を受け取るだけでなく、自分で操作をするからこその、“ただ受け取るだけではない、アナログとデジタルの双方向な面白さ”だと思ったのです。
その体験・遊びを、自分も生み出したいという気持ちが、今に繋がっています。

ゲームに関わる職を目指す上でも、“双方向の面白さ”を生み出すことに熱意と拘りを抱けるかどうかが、欠かすことのできない重要なポイントだと思います。
例えば、シナリオライターの場合、自分の書いた物語を読んでほしいのか、自分の書いた物語を体験してほしいのか、は大きな違いです。単に前者なのであればゲームにこだわる必要はありません。作家さんを目指すべきです。後者の「物語を体験してほしい」であるからこそ、ゲームシステムを含めてのシナリオだという意識が生まれ、シナリオ側からもバトル・成長システム等、ゲームの他の要素への拘りを持つことができます。

その拘りが、最高の体験を提供する上で必要不可欠ですし、それがないと、周囲とのギャップが生じてしまいます。ゲームを開発する仕事であれ、そのゲームを多方面に展開する仕事であれ、ゲームというフィールドを選ぶ前に、まずは、この点をじっくり見つめ直してほしいですね。

ビッグタイトルへの期待に応える事は絶対条件。
それを果たした次にある、新たなチャレンジ。

30周年を迎えられるような、大きなブランドを複数維持できている会社は、世界的に見ても多くはありません。
スクウェア・エニックスの世界中のファンは、『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』『キングダムハーツ』のナンバリングタイトルをプレイすることや、その広大で繊細で圧倒的な世界観を体験することに、大きな期待を寄せてくれています。その期待に応えることは、スクウェア・エニックスとしての最低条件であり、まず果たさなければいけない絶対条件だと考えています。

勿論スクウェア・エニックスの新規タイトルに期待を寄せてくださるお客様もいらっしゃり、最近は、新しいデバイス・プラットフォームも浸透し、新たなチャレンジを仕掛ける土壌ができていますので、そこに対して、どんどん新規タイトルを発信していくという取り組みも必要です。

最低条件を超えること自体に大きなプレッシャーがかかることはスクウェア・エニックスゆえかもしれません。ですが、面白いものをお客様に届けるという気持ちの強さや、期待に応えなければならないプレッシャーは、どんなゲーム開発であれ等しく存在するものです。
お客様がスクウェア・エニックスに期待をしていることの本質を捉えた上で、ゲーム開発者として自分たちが何をすべきか見極め、期待にしっかりお応えしていくこと。すべきことは、それに尽きると思います。

頭1つ飛び出す難易度は高い会社。
しかし、跳ね上がるチャンスの多い会社。

スクウェア・エニックスは、大きなことを為せる規模の会社です。
自分自身、ファイナルファンタジーXIV立て直しの経験からも、その力を実感しました。
旧ファイナルファンタジーXIVのアップデートを続けながら、平行して、タイトルは同じながら全く内容の異なる大規模なゲームを根本から再開発する。自らの失敗が招いたことであっても、これだけの再チャレンジをする会社は、スクウェア・エニックス以外にはありえないと思っています。これを可能にしたのは、人・資金を含めたリソースがあったからこそでしたし、リソースを思い切って投じる覚悟を決められる会社だったからこそ、と感じています。

それはこの会社の強さであると同時に、働くことを考えた時には、難しさにもなると思います。
レベルの高い人が数多く存在するとなれば、その中で頭1つ飛び出していく難易度は当然高くなりますので、漫然と仕事をしているだけでは、容易に埋没してしまいます。

一方、行動を起こした人が跳ね上がるチャンスを掴みやすい会社でもあります。
スクウェア・エニックスは、驚くほど、年功序列や派閥がない会社です。若いから提案が認められない、社歴が浅いから主張が受け入れられない、という制約はありません。
相応の説得力や熱意があれば、周囲の人を巻き込んで、皆さんの能力を最大限に発揮するチャンスがある会社です。
僕自身、契約社員で入社して十年と少しで、今のポジションに就いていることが、その証です。

制約がない分、敷かれたレールの上を歩くだけではなく、自らレールを敷いていく気概が必要です。
主張を恐れず、やりきる覚悟を持って、自ら行動を起こせば、チャンスはいくらでも転がっていますし、チャンスを掴めば大きなことに挑戦できる会社です。
そこにやりがいを感じる人にとっては最高の環境だと思いますし、是非一緒に仕事をしたいと思います。皆さんの熱意ある挑戦をお待ちしています!

若い人材に一番期待をするのは、シンプルに、熱意と覚悟です。
3度の飯よりゲームが好き、と言い切れる位の情熱と、
生涯ゲームで飯を食っていくんだという覚悟。
それに勝るものはありません。
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