NOW LOADING

2023.03.15

【開発ブログVol.8】RPG要素

  • 岡安 司(ディレクター/indieszero

  • 好きなFF:FF5(初めて遊んだRPGです)

  • 好きなFF楽曲:FF10 ザナルカンドにて(心にしみる名曲です!)


はじめまして、今作でディレクターを担当しました岡安です。
シアトリズムシリーズは1作目から制作に携わっており、今回もバトル周りなどを中心に統括的に関わらせていただきました。
シアトリズムのRPGらしさの部分について長く担当してきましたので、本日はそのあたりについてお話させていただこうと思います。

RPG要素のなりたち

シアトリズムの1作目は、「リズムゲーム」と「RPG」の融合を目指して開発が始まりました。
当時は、どのように融合するか非常に手探りな時期で、アビリティの案も、
 ・トリガー入力の判定が簡単になる
 ・スコアを増やす
 ・スライドトリガーの向きを揃える
など、現在よりも幅広く、柔軟な案があったことを覚えています。

この時、「リズムゲームの腕前だけでスコアが決まるようにしよう」という今作にも通じる方針が決まりました。
これは「リズムゲームとRPG要素をしっかり分ける」という、一見融合とは逆の方向性かもしれません。
ですがこの決定が、「腕前さえあればストイックにハイスコアを目指す遊び」が楽しめたり、「リズムゲームが苦手でもレベルを上げて強敵を倒せるようになる遊び」を楽しめたり、そういったことに繋がる大事な方針だったなと感じています。

今作のRPG要素の強化

今作はRPGらしさをより感じられる部分を色々と盛り込みました。

まず、敵に与えるダメージや、1曲の中で与えたダメージの合計を表示するようにしました。

画像①.png

過去作から関連する実験は行っていましたが、なかなか良い形での実現が出来ず、今作でやっと実現することができました。
前作よりも、キャラクターの成長をより実感できたり、技の威力の違いを確かめられたりできると思います。
リズムゲームに夢中で数字を見ることが難しい、という問題もありましたが、今作の「リプレイ」の機能が解決してくれました。

アビリティに「火」や「氷」といった属性が新たに追加になりました。
モンスターに「弱点」「耐性」も追加になったので、パーティ編成や攻略のバリエーションが向上しています。

画像②.png

FMSでも敵とエンカウントするようになりました。
バトル向けのアビリティの活躍の場がより広がっています。

さらに、FFでお馴染みの「状態異常」が登場します。
敵のモンスターも状態異常技を使ってくるので、しっかり対策が必要です。

画像③.png

盛りだくさんのキャラクター達

シアトリズムシリーズ1作目のキャラクター数は32キャラでした。
2作目のカーテンコールでは64キャラとなり、今作はさらに増えて104キャラとなりました。

色々なキャラを使って楽しんでいただきたいため、様々な点でパワーアップしています。

パーティ編成は1画面内でキャラクターの設定や、セットするアビリティの変更などを全て行えるような構成にしました。

画像④.png

1キャラクターにセットできるアビリティは4つから3つに減らし、ゲームの奥深さはそのままに、前作までの「CP」のシステムをやめて、シンプルに素早くパーティを作成/編集できるようになりました。
前作よりも要素は絞っていますが、パーティ編成のバリエーションは増しています。

パーティセットは5つまで保存できるようになりました。
「魔法パーティ」「火属性パーティ」「対戦用パーティ」「アイテム収集用パーティ」など、自分好みのセットを使い分けることができます。

「どのキャラを使っていいか迷ってしまう」という方のために、全キャラに1行説明文を用意しました。

どんな活躍をするキャラか簡単に書かれているので、キャラ選びのヒントにしてみてください。

画像⑤.png

今作は歯ごたえのあるボスキャラや、上級者向けのエンドレスワールドモードなどもありますので、キャラのレベルが上がってきたら挑戦してみましょう。

画像⑥.png

この他にも熱中して楽しんでもらう仕掛けを色々と用意しています。
是非、最強のパーティを目指してシアトリズムを楽しんでください!

次回からはシアトリズムの肝となるリズムアクションの譜面について、2回に渡ってお届けする予定です!
お楽しみに!

PAGETOP