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REPORT錬⾦ゼミ活動レポート
[第010章] 10-15
来訪者たち
僕たちが後から聞いた来訪者たちの布陣はこんな感じだったらしい。
◆来訪者一番隊:→南中央陣門から突入
ノブツナ・カミイズミ、
プリン・ア・ラ・モード、
ヴィクトリア・F・シュタイン、
ヴィクター・S・コート
◆来訪者二番隊:→南西陣門から突入
アルジェント・ハインケル、
オミノス・クロウ、
ベアリング・アウト、
バハムート、
イデア・リー、
リングアベル、
◆来訪者三番隊:→南東陣門から突入
イクマ・ナジット、
ジャッカル、
エインフェリア・ヴィーナス、
アルテミア・ヴィーナス、
トレサ・コルツォーネ
テリオン
◆来訪者部隊本陣:→後方支援
レスター・ド・ロッソ
アニエス・オブリージュ
ティズ・オーリア
リズ・オーリア
エース・オーリア
◆来訪者エクシラント隊:→ゴリーニ湖義勇軍を援護
グローリア・ノイ・ミューザ
セス
エルヴィス・ラズロウ
アデル・アイン
ロディ・グレナデン
リリー・グレナデン
マルファ・ランサー
セレネ・ノエティック
シャウラ・クラレンス
ニハル
ナード
◆来訪者ゼネオルシア兄弟隊:→イトロプタ義勇軍を援護
オブリビオン
アンジェロ・w・パネットーネ
ミネット・ゴロネーゼ
ビスマルク
ユウ・ゼネオルシア
ジャン・アンガルド
ニコライ・ニコラニコフ
マグノリア・アーチ
◆来訪者異分子隊:→反転してくるザレル軍を迎撃
アイヴィーベス・ブレージュ16世
ダリア・ミルヒシュトラーセ
エアリー
フォリィ・モリス
***
ザレル本陣に突入した3つの隊は、それぞれがひとつの生き物のように縦横無尽に暴れ回った。
3隊が暴れれば暴れるほど、ザレル兵の意識はそちらに向かい、僕たち錬金ゼミの行動はたやすくなった。
***
一方、前線でクランブルス共和国軍1万と対峙していたザレル軍8万も黙ってはいなかった。
本陣内に幾筋もの黒煙が立ち昇るのを確認したザレルの後軍2万は、すぐさま反転し本陣の騒乱を収めるべく急行する...!
それを待ち受けるのは、アイヴィーベス率いる来訪者の異分子隊...ダリア、エアリー、フォリィの面々だった。
別に何かを語らうわけでもなく、各々が一定の距離を置いて、反転してくる敵に対している。
「さあ、各々好きなだけ暴れてよいぞ。皆、真の姿に変化しても構わんぞ。余が特別に許そう。なに、敵は全員ここで消滅するのだ。気にするな」
4人の気が膨れ上がり、反転してくるザレル兵を飲み込んだ...!!
***
レスター公王のいる本陣に、疲労と負傷者が著しいゴリーニ湖義勇軍とイトロプタ義勇軍が帰還してきていた。
2隊の撤退を援護していたグローリア率いるエクシラント隊と、ゼネオルシア兄弟の隊は、そのまま敵陣に残って戦闘を続けていた。
額に浅手を負ったクリッシーは、再度突入するつもりであったらしいが、レスターがそれを許さなかった。
「君たち義勇軍は十分に戦ってくれた。今は休んでくれたまえ」
そう静かになだめていたが、内実は(この私でさえ、こうして留守番を我慢しているのに!)とブチ切れる寸前であったが、アニエスたちになだめられてようやく平静を保てているのであった。
「なに、一騎当千の来訪者が40数名もいるのだ。敵はたかだか2万ではないか...。そうだろう?」
取り繕ったような公王の言葉ではあったが、来訪者の強さを目の当たりにしてきた両義勇軍は、大人しく従うのであった。
ザレル本陣の混乱は、極まっていた...。