大都市ザナルカンドでブリッツボールの選手として
活躍していたティーダは、ある夜、街を襲う巨大な魔物
「シン」に運ばれ、見知らぬ地へと辿り着く。
そこは「シン」が死と破壊をまき散らす、
スピラという世界だった。
彼はそこで召喚士になったばかりの少女ユウナと出会う。
「シン」を倒せる唯一の存在である召喚士は、
スピラの人々の希望の光。
ユウナもまたその期待を一身に背負い、
「シン」を倒すための旅に出ようとしていた。
スピラのことを何も知らぬまま、
もとの世界に帰る方法を探すため、
聖地ザナルカンドを目指す旅に同行するティーダ。
そこではいくつもの切ない真実が、
彼を待ち受けていた──。
大いなる脅威「シン」が破壊を繰り返す世界スピラ。
召喚士ユウナは仲間たちと「シン」討伐のために旅立ち、
犠牲を払いながらも倒すたびに何度も復活していた
「シン」を完全に消滅させた。
「シン」の脅威が去って2年-
穏やかな、しかし何か物足りない日々を過ごしていた
ユウナはスフィアに残った不思議な映像を見る。
そこにはかつて一緒に旅をした
仲間に似た青年が映し出されていた。
「シン」の消滅とともに消えてしまった"彼"なのだろうか?
"彼"は世界のどこかに存在しているのだろうか?
真実を確かめるためにユウナは再び旅立つ。