現実を離れて、『ライブアライブ』で多彩な物語を体験しませんか?【前編】
2023.07.26
ライターの神田(こうだ)です。
1994年にスーパーファミコンで発売されたRPG『LIVE A LIVE(ライブアライブ)』。
2022年7月にNintendo Switch™向けにHD-2Dリメイクで発売され、2023年4月27日からは新たにPlayStation®4、 PlayStation®5、Steam®でも発売がスタートしました。
今回は、約30年にわたって愛されているライブアライブの物語の魅力を紹介させていただきます。
HD-2Dで生まれ変わった美麗なグラフィックも必見ですよ!
『ライブアライブ』はそれぞれ時代もバックグラウンドも、ゲーム性さえ異なる8人の主人公の物語を楽しむことができるオムニバス形式のRPG。
「原始編」「西部編」「幕末編」「現代編」「功夫編」「近未来編」「SF編」「中世編」と、それぞれのエピソードが用意されています。章ごとに主人公の目的や世界観が異なり、さながらゲームプレイを通して別の人生を見ているかのよう。
それでは、8人の主人公の物語 をご紹介させていただきます。
言葉のない世界を生きる「原始編」
はるか昔の世界を舞台にした「原始編」。主人公の少年・ポゴは相棒のゴリと洞窟でのんびり暮らしていました。
狩りをしたり寝たりと気ままに暮らしている中、ひょんなことから出会ったライバル部族の女の子・べるに、ポゴは恋に落ちてしまいます。
ライバル部族との衝突、他部族同士の禁断の恋......。いくつもの壁を乗り越え、ポゴは愛する人を守ることができるのか。
「原始編」で重要になるのは、においを嗅ぐこと。言葉のない原始時代では、においを嗅いで獣や人物の居場所を見つけ出す必要がありました。強力な嗅覚を持つポゴは、この能力を駆使して危険を退けていきます。
誰かとコミュニケーションを取る手段はジェスチャーのみのため、お互いに意思疎通を図るのもなかなか難しい時代だったんだろうな......と思いをはせることも。
今では言葉を使うのは当たり前ですが、「原始編」では言葉がないため、野性味あふれたもどかしさを感じることができます。
言葉のない時代に生まれたポゴは、どのように愛を育んでいったのか。気になる方はぜひ原始編をプレイしてみてください。
孤高の賞金首が決闘に挑む「西部編」
アメリカの西部開拓時代を舞台にした「西部編」では、流浪の賞金首の主人公サンダウン・キッドが、無法者に脅かされるサクセズ・タウンを訪れるところから物語が始まります。
砂ぼこり漂う酒場前。雰囲気バツグンです。
中に入ると、執拗にミルクを飲ませようとしてくる無法者に絡まれてしまいます。ベタなミルクいじりをされるのも「西部編」の見どころと言っていいでしょう。
ちなみに、出されたミルクを飲み干すと何度もおかわりをくれるので「いい人なのか?」と思ってしまいますが、無法者なので退治します。
その後、ひと悶着あり、主人公の首を狙う腐れ縁のマッドドッグと共に、街を脅かす悪党「クレイジー・バンチ」を退治することになります。
「西部編」では街の住民と協力し、クレイジー・バンチを迎え撃つ罠を仕掛けていきます。アイテムを渡す際は、住民ごとの適性を見極めなければ時間内に罠を準備できず大変なことに!
まるで保安官のような手腕が求められるため、「ふらっと来ただけなのに、街の命運背負っちゃった」という、普通では体験できないドキドキ感を味わえます。
サンダウン・キッドたちは、日の出と共に街にやってくる悪党たちを倒すことができるのか。命を懸けた撃ち合いも必見です。
闇に忍び密命を果たす「幕末編」
時は幕末。「幕末編」では、天地動乱の時代に生きる忍びの者・おぼろ丸が主人公です。お館さまから「城に囚われた人物を救出せよ」との密命を受けて、城へと潜入します。
おぼろ丸は、忍びの能力を生かして「隠れ身の術」で敵をあざむいたり、
竹筒をくわえて敵に見つからないよう水中を移動したりと、忍びらしいアクションが満載。屋根裏の移動や、合言葉を覚えて潜り込むなど、ドキドキハラハラな展開がいっぱい!
やむを得ず敵に見つかってしまった場合は、忍法で立ち向かうこともできます。誰にも見つからないように進むか、出会う敵全てを切り捨てる修羅の道を行くか......。選択はあなたの自由です。
闇にまぎれる忍びの物語を追体験できる幕末編。ユニークな城内の仕掛けや立ちふさがる怪異にも注目です!
強敵の技をラーニングし、"格闘技最強"の道へ「現代編」
「現代編」は、世界に点在するあらゆる格闘技の奥義を身に付け、"最強"の座を目指す主人公・高原日勝(たかはら まさる)の物語。
ムエタイ・プロレス・ルチャ・骨法・サンボ・相撲......流派もスタイルも違う並み居る強豪たちと戦って、自らの力を試していきます。1vs1の戦闘を繰り返すストイックなストーリーも現代編の特徴。
高原日勝は、相手から技を受けることで、そのスキルを体得する「ラーニング」スキルの持ち主。
受けた技をすぐに体得し、さっそく反撃に使ってしまう才能、おそるべし。相手によって弱点属性が異なるので、どの技を先に覚えるか、相手ごとにどう立ち回るかも考えどころです。強敵ぞろいなので、気を抜くとあっという間に劣勢になってしまいます。
ひとたび戦いを終えると相手もこちらを称えてくれて、拳を交えた格闘家同士の温かいつながりを感じますね。
戦いを経て体得した技が増えていくごとに、今まで倒した相手が自分を支えてくれるような気持ちになります。
戦うごとに強くなっていく感覚は、格闘家が生きる世界の片鱗を垣間見せてくれます。ちなみに、筆者は現代編が1番好きです。
最強を目指し戦い抜いた高原日勝を待ち受けるものとは、一体......?
前編はここまで!
ここまでで「原始編」「西部編」「幕末編」「現代編」をご紹介してきましたが、『ライブアライブ』にはあと4つのエピソードが残っています。
残る「功夫編」「近未来編」「SF編」「中世編」4つのエピソードは後編でご紹介いたします。
同じゲームのはずなのに、前編とはまた異なる時代やゲーム性のエピソードをお楽しみください。
⇒現実を離れて、『ライブアライブ』で多彩な物語を体験しませんか?【後編】に続く!
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※本記事のゲーム画面は、Nintendo Switch™版のスクリーンショットを使用しています。
執筆:神田 匠 編集:ノオト
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