雪と氷に閉ざされた極寒の世界。
この地にて滅びかけていた人間たちを救うために、神は「弱きものを守る剣」ヴァルキリーを遣わした。
しかし、絶滅の危機を脱した人間たちは、ヴァルキリーの力を人間同士の争いの道具として用いるようになる。
ヴァルキリーは多くの同族と多くの人間を殺し、いつしか彼女らに向けられる感情は崇拝から憎悪へと変わっていく。
度重なる戦と、様々な迫害。近年ヴァルキリーはその数を急激に減らしていた。