アナログゲーム好きが興奮する『Voice of Cards ドラゴンの島』のこだわりポイント8選【前半】
2021.11.19
はじめまして。ライターのオケモトです。
みなさんTRPG(テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム)って知ってますか?
参加者がテーブルを囲ってトーク主体でシナリオを進めていくもので、これをテレビゲームに派生させたものがRPGです。
TRPGを遊ぶには一緒にプレイする人が必要なので、「ハードルが高いな」「手軽に一人で楽しみたい」という人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな人たちにPlayStation®4/Nintendo Switch™/Steam®で発売中の『Voice of Cards ドラゴンの島』をおすすめしたい!
本作はTRPGをモチーフに、フィールド移動から戦闘まで全てをカードで表現したRPG。主人公・ダストが、突如復活したドラゴンを討伐すべく仲間と世界を冒険します。
ゲーム進行を取り仕切るゲームマスター(以下GM)のナビゲーションでストーリーが展開されます。いわばデジタルとアナログの中間で、コントローラーを操作してカードをめくり、GMの会話を聞きながらストーリーを進める、新感覚のゲームなのです。
僕はTRPGとカードゲームが好きで、本作は僕が双方に感じる魅力がぎゅっと詰まっています。
今回はその目線から見た『Voice of Cards ドラゴンの島』のおすすめポイントを紹介していきます!
① フィールド全てをカードで表現
先ほども言ったように、『Voice of Cards ドラゴンの島』では、フィールドから登場人物にいたるまで全てカードで表現されています。プレイヤーはコマを動かしてそれらカードの上を探索し、街から街へと冒険しドラゴンの情報を集めていきます。
このコマは汎用的なデザインですが、実際のTRPGではキャラの職業にあったフィギュアをコマとして使ったりしますね。条件を満たすとコマやカード裏面の着せ替えもできるので、より楽しみの幅が広がります。
フィールドの端のカードが置かれていないところには木目や床が見えており、実際にテーブルに座って、カードを並べている状況を思わせます。このような細部まで気に掛けたこだわりを感じますね。
カードゲームでも、カードを手に取ったときの質感、卓上に並べる楽しさ、相手とコミュニケーションを取りながら進めていくところが魅力です。
フィールドのカードは最初裏に伏せられていて、どういうカードが待ち受けているか分かりません。コマを進めるたびにカードが裏返り、何があるかわかっていく、この感覚がたまりません。カードをめくるときのペラっという音も気持ちいいです。
フィールドには宝箱が隠されていたり、意外な人物とのイベントもあったりします。フィールド全部のカードをめくりたい!
② GMの語りがいい
TRPGにはシナリオを熟知し、プレイヤーをうまく導くGMが必要不可欠です。
僕はとあるTRPGでGMをやったことがあるのですが、みんなの反応が楽しめる一方、事前にシナリオの予習をしておき、「こう言われたら、こう返そう」「プレイヤーがつまづいたらヒントを出そう」など準備がとても大変です。ですが、本作ではその重要な役割をゲーム側でやってくれます。
『Voice of Cards ドラゴンの島』はキャラクターボイスがなく、物語は全てGMのナレーションで進行します。最初は「キャラクターのボイスは無いのか...」と思いましたが、それは杞憂でした。ゲームを進めていくと、これが実にTRPGっぽくていい。
GMを務める安元洋貴さんの声は落ち着いていて聞きやすく、状況やキャラクターの声を想像する余地があります。RPGなのに小説を読んでいるような感覚でプレイできるのです。
物語の進行で悩んだら、次に何をするべきかヒントも与えてくれるので、迷うこともありません。TRPGでGMが助言をしてくれるようなイメージですね。GMとの二人三脚で進めていくこの感覚は『Voice of Cards ドラゴンの島』でしか味わえないものだと思います。
③ 魅力的なキャラクターたち
主人公 (上段左端) は、勇者を自称する男。特に人助けのためでなくお金のためにドラゴンを倒しに旅に出ます。一緒に連れている魔物の「メルブール(上段左から2番目)」を溺愛しており、なんだか憎めないキャラです。公式の名前は「ダスト」。自分で名前を変更することもできます。
仲間になるキャラクター、これもみんな魅力的。
迷いの森で暮らすエルフの「リディ」(上段右端)は元気ですが、少しドジで抜けているところがあってかわいいです。それに弓での攻撃も強力で、戦闘でも頼りになります。
あと僕がなんといっても外せないのが、主人公と共に旅をする魔物の「メルブール」!もっちりしていてかわいい! 食いしん坊なところもかわいい!
④ 光の加減できらきら輝くカードの質感!
キャラクターカードには世界観に合わせた、金箔の縁でカードを囲むという上品なキラ加工がされており、かっこいいです。
本作にはギャラリー機能もあるので、好きなキャラクターカードの全体像やその質感をじっくり眺めることができます。やっぱりホログラム加工でキラキラ光るキラカードはコレクションの目玉ですよね。
さらによーく見ると、紙の質感がしっかり再現されているのがわかります。光の加減で箔がきらきらと光って立体感があり、画面の中にありながらしっかり紙のカードとして認識できます。
―――――――――
ここまで語ってきましたが、魅力がたっぷりありすぎてコラム1本では収まり切りませんでした。
後半では戦闘システムやコレクター要素などにも触れていきます。
▼こちらよりコラム後半もぜひお楽しみください!
アナログゲーム好きが興奮する「Voice of Cards ドラゴンの島」のこだわりポイント8選【後半】
※本記事のゲーム画面は、PS4版のスクリーンショットを使用しています。
執筆:オケモト 編集:ノオト
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